井伊直弼の娘、弥千代の嫁入り道具、ひなとひな道具を特別公開 彦根城博物館で3月4日まで
2019年2月12日 共同通信
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彦根城博物館 特別公開「雛と雛道具」
滋賀県彦根市は、3月4日まで彦根城博物館で井伊家のひなとひな道具を特別公開している。地元の旧家に伝わる古今びなや段飾り、御殿(ごてん)飾りなども公開し、春を彩る華やかなひな飾りを堪能できる。
江戸時代、大名家は娘の婚礼の際、嫁入り道具として豪華な調度とともに、ひなとひな道具があつらえられた。特別公開で、井伊家13代直弼(なおすけ)の娘、弥千代(1846〜1927)が1858(安政5)年に高松藩松平家の世子(せいし)頼聡(よりとし)に嫁いだ際のひなとひな道具を展示する。
弥千代のひなは、紙製の衣装をまとう「立雛(たちびな)」。ひな道具は、井伊家の家紋の橘(たちばな)と松竹梅の文様が金蒔絵(きんまきえ)であしらわれ、実物の調度のように精巧に作り込まれているという。