神戸市交通局は9日、市営地下鉄西神・山手線にデビューする新型車両6000形の試乗会を開催した。
西神・山手線において約25年ぶりの新車となる。
新型車両6000形の外観デザインは2016年に行われた「新型車両デザイン総選挙」によって選出され、「街に馴染む丸みを帯びたフレンドリーなデザイン」
「車両全体を巻き込むような安心感を与えるカラーリング」をコンセプトとしている。
車内の座席は従来通りオールロングシートだが、窪み付きのシートや仕切り板などを採用しており、これまで以上に快適でバリアフリーに配慮した車両に仕上がった。
試乗会は2月9・10日の午前・午後に開催され、抽選で選ばれた神戸市民など1,000名が参加した。
当日は西神・山手線の列車が発着する西神中央駅から出発し、山陽新幹線との接続駅である新神戸駅まで走った。
2月9日午前に行われた試乗会では、多くの市民らが待ち構える中、西神中央駅1番線ホームに新型車両6000形が入線。
車体前面の上部は従来の車両と比べて丸みを帯びており、かつての神戸市電の車両を想起させる。車番も神戸市電時代のデザインが踏襲されている。
一方、車体側面は窓が大きく、スタイリッシュな印象となった。現代的なデザインながら、神戸市電以来の伝統が加味された車両といえるだろう。
車内は側面や貫通路の窓が広く、開放的で明るい印象を受ける。また、緑色系統の座席と木目調の仕切り板の組み合わせにより、洗練された雰囲気となった。
座席は窪み付きのシートとなり、座席幅はこれまで以上に広がった。
ところで、仕切り板には四角い穴があいている。神戸市交通局の担当者によると、仕切り板の四角い穴は開放感とデザイン性を重視した結果だという。貫通扉のガラス部分におしゃれな装飾も。
神戸市は2008年、アジアで初めてユネスコ・創造都市ネットワークの「デザイン都市」に認定されており、6000形も「デザイン都市」神戸を走るにふさわしい車両だと感じた。
10時40分、試乗会の列車は西神中央駅を出発。ここから妙法寺駅までは地上区間が多い。車体側面の大きな窓から見える車窓の眺めも楽しく、地下鉄というより郊外電車の性格が色濃い。
各駅のホームでは、新型車両をひと目見ようと多くの鉄道ファンらが集まっていた。妙法寺駅から先は地下区間となり、神戸市中心部を経て新神戸駅へ向かう。
6000形では従来車両と比べて車両の床面高さが下げられ、ホームとの段差が緩和されている。これにより、市内の中心部の駅であっても、よりスムーズな乗降が可能になるだろう。
なお、今回の試乗会では途中の各駅に停まったものの、扉は開かなかった。試乗会の列車は11時13分、終点となる新神戸駅に到着した。
新型車両6000形は2月16日から営業運転を開始。今後、2022年度までに28編成を順次導入していく。6000形の導入にともない、基本的に1000形から既存車両を置き換える予定とのことだった。
http://news.livedoor.com/article/detail/15999418/
2019年2月9日 20時7分 マイナビニュース
西神・山手線において約25年ぶりの新車となる。
新型車両6000形の外観デザインは2016年に行われた「新型車両デザイン総選挙」によって選出され、「街に馴染む丸みを帯びたフレンドリーなデザイン」
「車両全体を巻き込むような安心感を与えるカラーリング」をコンセプトとしている。
車内の座席は従来通りオールロングシートだが、窪み付きのシートや仕切り板などを採用しており、これまで以上に快適でバリアフリーに配慮した車両に仕上がった。
試乗会は2月9・10日の午前・午後に開催され、抽選で選ばれた神戸市民など1,000名が参加した。
当日は西神・山手線の列車が発着する西神中央駅から出発し、山陽新幹線との接続駅である新神戸駅まで走った。
2月9日午前に行われた試乗会では、多くの市民らが待ち構える中、西神中央駅1番線ホームに新型車両6000形が入線。
車体前面の上部は従来の車両と比べて丸みを帯びており、かつての神戸市電の車両を想起させる。車番も神戸市電時代のデザインが踏襲されている。
一方、車体側面は窓が大きく、スタイリッシュな印象となった。現代的なデザインながら、神戸市電以来の伝統が加味された車両といえるだろう。
車内は側面や貫通路の窓が広く、開放的で明るい印象を受ける。また、緑色系統の座席と木目調の仕切り板の組み合わせにより、洗練された雰囲気となった。
座席は窪み付きのシートとなり、座席幅はこれまで以上に広がった。
ところで、仕切り板には四角い穴があいている。神戸市交通局の担当者によると、仕切り板の四角い穴は開放感とデザイン性を重視した結果だという。貫通扉のガラス部分におしゃれな装飾も。
神戸市は2008年、アジアで初めてユネスコ・創造都市ネットワークの「デザイン都市」に認定されており、6000形も「デザイン都市」神戸を走るにふさわしい車両だと感じた。
10時40分、試乗会の列車は西神中央駅を出発。ここから妙法寺駅までは地上区間が多い。車体側面の大きな窓から見える車窓の眺めも楽しく、地下鉄というより郊外電車の性格が色濃い。
各駅のホームでは、新型車両をひと目見ようと多くの鉄道ファンらが集まっていた。妙法寺駅から先は地下区間となり、神戸市中心部を経て新神戸駅へ向かう。
6000形では従来車両と比べて車両の床面高さが下げられ、ホームとの段差が緩和されている。これにより、市内の中心部の駅であっても、よりスムーズな乗降が可能になるだろう。
なお、今回の試乗会では途中の各駅に停まったものの、扉は開かなかった。試乗会の列車は11時13分、終点となる新神戸駅に到着した。
新型車両6000形は2月16日から営業運転を開始。今後、2022年度までに28編成を順次導入していく。6000形の導入にともない、基本的に1000形から既存車両を置き換える予定とのことだった。
http://news.livedoor.com/article/detail/15999418/
2019年2月9日 20時7分 マイナビニュース