野生鳥獣肉「ジビエ」に親しんでもらおうと日田市の前津江小と前津江中の給食で6日、地元の高校生が考えたジビエ料理が提供された。
子どもたちは、食べ慣れないシカ肉を使った料理に恐る恐る箸を伸ばしたが、柔らかい歯ごたえを知ると「おいしい」と笑顔。会話も弾んでいた。
提供されたのは、市内高校生によるジビエレシピグランプリで最優秀賞を獲得した「仲良鹿(なかよしか)鍋」。レシピを考えた昭和学園高生が「仲良く食べて」と願いを込めて名付けた。
食物アレルギー表示が必要な卵や乳などの「特定原材料」7品目を使わない工夫をしている。シカ肉を初めて食べた桜木琴心(ことみ)さん(12)は「牛肉や鶏肉とは違う味だけれど、おいしい」と話した。
鍋は、8日にも旧日田市内の小中学校と日田支援学校の給食で登場した。市などでつくる市ジビエ推進協議会は「ジビエ料理で、山の恵みを感じてほしい」と呼び掛けている。
=2019/02/09付 西日本新聞朝刊=
http://news.livedoor.com/article/detail/15996444/
2019年2月9日 6時0分 西日本新聞