https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-02-06/PMFEZN6KLVR601?srnd=cojp-v2
トヨタが今期純利益予想を1兆8700億円に減額、市況悪化で株評価損
鈴木偉知郎、馬杰
2019年2月6日 13:43 JST
更新日時 2019年2月6日 18:21 JST
→収益改善道半ば、需要変動に対応できない車種や地域もー友山副社長
→今期純利益予想1兆8700億円に下方修正−米会計基準の変更で評価損
トヨタ自動車の2018年10−12月期の営業利益は前年同期比0.4%増の6761億円と微増だった。市場予想は上回ったものの、主力の北米事業の収益性が改善せず中国市場も不透明感を増す中、決算会見ではトヨタの幹部からは先行きを警戒する声が聞かれた。
トヨタの発表資料によると、10−12月の営業利益は労務費や研究開発費の増加などを為替変動や金融事業のプラス影響などで補い、増益を確保した。地域別ではトヨタの主力市場である北米で前年同期比2.2%減の264億円と収益性を改善できなかった。競争激化で業界全体としてインセンティブ(販売奨励金)が高水準で推移していることが背景にある。
一方、日本は同4.5%増の4925億円と全体の7割以上を占め、輸出の規模も大きい日本事業への依存が高まった。
白柳正義執行役員は6日、都内での会見で北米市場について「課題である奨励金は適切にコントロールしている」としながら、「以前に比べて収益率は落ちている」と述べた。「あらゆることに取り組んで収益構造の改善を目指しており、奨励金は通期では前年を下回る可能性も出てきた」という。今年は米国で前年比約2%減となる237万台の販売を目指したいとした。
(リンク先に続きあり)
トヨタが今期純利益予想を1兆8700億円に減額、市況悪化で株評価損
鈴木偉知郎、馬杰
2019年2月6日 13:43 JST
更新日時 2019年2月6日 18:21 JST
→収益改善道半ば、需要変動に対応できない車種や地域もー友山副社長
→今期純利益予想1兆8700億円に下方修正−米会計基準の変更で評価損
トヨタ自動車の2018年10−12月期の営業利益は前年同期比0.4%増の6761億円と微増だった。市場予想は上回ったものの、主力の北米事業の収益性が改善せず中国市場も不透明感を増す中、決算会見ではトヨタの幹部からは先行きを警戒する声が聞かれた。
トヨタの発表資料によると、10−12月の営業利益は労務費や研究開発費の増加などを為替変動や金融事業のプラス影響などで補い、増益を確保した。地域別ではトヨタの主力市場である北米で前年同期比2.2%減の264億円と収益性を改善できなかった。競争激化で業界全体としてインセンティブ(販売奨励金)が高水準で推移していることが背景にある。
一方、日本は同4.5%増の4925億円と全体の7割以上を占め、輸出の規模も大きい日本事業への依存が高まった。
白柳正義執行役員は6日、都内での会見で北米市場について「課題である奨励金は適切にコントロールしている」としながら、「以前に比べて収益率は落ちている」と述べた。「あらゆることに取り組んで収益構造の改善を目指しており、奨励金は通期では前年を下回る可能性も出てきた」という。今年は米国で前年比約2%減となる237万台の販売を目指したいとした。
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