https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190206/k10011806001000.html
消防車が車検切れ...火災現場で消火活動も 埼玉
2019年2月6日 17時19分
埼玉県ふじみ野市などを管轄する消防本部で、消防車2台を含む合わせて3台の車検が切れたままだったことが分かりました。このうち1台の消防車は火災現場で消火活動にも当たっていたということです。
ふじみ野市などを管轄する入間東部地区事務組合消防本部によりますと、5日、西消防署三芳分署の職員から「消防車の車検が切れている」と連絡がありました。
詳しく調べたところ、三芳分署が管理する消防ポンプ車が4日、はしご付き消防車が2日、それぞれ車検の期限を過ぎていたということです。
このうち消防ポンプ車は、車検切れのまま7回、公道を走行し、1度は火災現場で消火活動に当たっていたということです。
またこの2台とは別に、同じ消防本部の東消防署では先月末、事務連絡などに使う車1台が車検切れのまま98日にわたって使われていたということです。
車検切れの車が相次いで発覚したことについて消防本部は、車検の日程調整を現場に任せ、車検を受けたかのチェックを怠っていたためと説明しています。
消防本部は、「信頼を失墜する行為だ」と謝罪したうえで、今後、業務計画に車検の期日を明記するなどの再発防止策を徹底する方針です。