毎日の愛の言葉、ついお金を…国際ロマンス詐欺にご注意
2/6(水) 7:30配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190206-00000012-asahi-soci
「You are my sunshine(あなたは私の太陽です)」「I love you」。
SNSで外国人から情熱的に愛を打ち明けられ、交際を申し込まれた。信頼しお金を貸したとたん、連絡は途絶えた――。
「国際ロマンス詐欺」と呼ばれる被害が各地で相次いでおり、広島県警は4日、外国籍の容疑者2人を逮捕した。
県警によると、県内の50代の女性は昨年5月、交際相手を探すインターネットのアプリで「米軍人」を名乗る男と知り合った。
翻訳機能を使ってLINE(ライン)やメールでやりとりする中で、男は生い立ちや暮らしぶりを語り、砂漠で活動する写真やパスポートの画像を送ってきた。
毎日のように、愛の言葉が添えられていた。
2カ月が経つ頃、「戦利品のダイヤモンドを手に入れた。10億円相当だ」と連絡があった。
翌月には、ダイヤを税関に通す際の費用の肩代わりを頼んできた。お金はダイヤを売り、4割の利息を付けて返すという。
女性は指示された口座に振り込むなどして計915万円を渡したが、その後、男と連絡が取れなくなった。
この事件で県警は口座の名義などから4日、いずれも東京都在住でフィリピン国籍のニシノ・チャリニィ・アラバ(41)と、
ナイジェリア国籍のイノセント・オビ・エブカ(35)の両容疑者を詐欺容疑で逮捕した。
この詐欺グループによる被害総額は、全国で数千万円に上るとみている。
朝日新聞社