https://jp.reuters.com/article/eu-steel-quota-idJPKCN1PQ5YQ
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2019年2月2日 / 00:05 / 14時間前更新
EU、鉄鋼製品輸入にクオータ制導入 米関税措置に対応
Reuters Staff
[ブリュッセル 1日 ロイター] - 欧州連合(EU)は1日に公表した官報で、トランプ米政権が発動させた関税措置に対応し、2日付で域内に輸入される鉄鋼製品にクオータ制を導入すると発表した。
EUの製造業者は米国の関税措置により、同国に輸出できなくなった鉄鋼製品が欧州市場に流入すると危惧。EUの執行機関である欧州委員会によると、米国が鉄鋼に25%、アルミニウムに10%の輸入関税をかけ始めた2018年3月以降、EU域内への輸入が急増した。
EUへの鉄鋼製品の主な輸出国は中国、インド、ロシア、韓国、トルコ、ウクライナなどだが、域内で在庫の積み上がりを阻止するためにEUは3カ月にわたり国別の輸入に上限を設ける。
具体的にはEUは26の製品カテゴリーを設定。各カテゴリーの平均クオータは2015─17年の輸入を5%上回る水準となる。輸入がこのクオータに達した後は、25%の関税がかけられる。
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