消費者物価指数の根拠となる「小売物価統計」について、大阪府の調査員が実際には調査していないにもかかわらず、調査したとする嘘の報告をしていたことがわかりました。
不適切な調査が行われていたのは消費者物価指数の基礎となる「小売物価統計」で、総務省から都道府県に委託されています。大阪府によりますと、枚方市内の店舗から「調査協力へのお礼の品が届いたが、調査員が来ていない」と府に連絡があり、府が確認したところ、統計調査員3人が毎月行う訪問調査を行わずに過去の数値をそのまま報告していました。調査をしていなかった店舗の数は44店舗にのぼるということです。
府の聞き取りに対し調査員の一人は「値動きの少ない品物の価格は調べなくてもいいと判断した」と答えているということです。
「ルール通り仕事をしてもらえなかったのは非常に問題だと思うし。悪意を持って報告されるとチェックしにくい」(大阪府 松井一郎知事)
総務省は不正が行われたデータが少ないため、統計全体には影響はないとしています。
更新:2019/02/01 19:15
https://www.mbs.jp/news/sp/kansainews/20190201/GE000000000000026399.shtml
不適切な調査が行われていたのは消費者物価指数の基礎となる「小売物価統計」で、総務省から都道府県に委託されています。大阪府によりますと、枚方市内の店舗から「調査協力へのお礼の品が届いたが、調査員が来ていない」と府に連絡があり、府が確認したところ、統計調査員3人が毎月行う訪問調査を行わずに過去の数値をそのまま報告していました。調査をしていなかった店舗の数は44店舗にのぼるということです。
府の聞き取りに対し調査員の一人は「値動きの少ない品物の価格は調べなくてもいいと判断した」と答えているということです。
「ルール通り仕事をしてもらえなかったのは非常に問題だと思うし。悪意を持って報告されるとチェックしにくい」(大阪府 松井一郎知事)
総務省は不正が行われたデータが少ないため、統計全体には影響はないとしています。
更新:2019/02/01 19:15
https://www.mbs.jp/news/sp/kansainews/20190201/GE000000000000026399.shtml