2019年1月17日 12時00分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190117/k10011780811000.html
皇位継承儀式の次第概要決まる 政府の式典委員会
ことし春の皇位継承に向けて、政府の式典委員会は、国事行為として行う儀式の次第概要などを決定し、4月30日の天皇陛下の退位と、翌5月1日に新天皇が初めて国民の代表に会う儀式の参列者は、衆参両院の議長など三権の長や地方公共団体の代表など330人余りとなりました。また10月の祝賀パレードで使用する車は、「トヨタ自動車」の「センチュリー」とすることが決まりました。
ことし春の皇位継承に向けて、政府は17日、式典委員会の会合を開き、憲法の定める国事行為として行う儀式の次第概要などを決定しました。
それによりますと、憲政史上初めて行われる天皇陛下の退位の儀式「退位礼正殿の儀」は4月30日の午後5時から5時10分までの予定で皇居・宮殿の「松の間」で行われます。
また新天皇が歴代天皇に伝わる剣や曲玉(まがたま)などを受け継ぐ「剣璽等承継(けんじとうしょうけい)の儀」は翌5月1日の午前10時半から、それに続き新天皇が即位後初めて国民の代表に会う「即位後朝見の儀」は午前11時10分から、皇居・宮殿の「松の間」で、それぞれ10分の予定で行われます。
このうち「剣璽等承継の儀」で天皇陛下に「供奉(ぐぶ)」、つまり付き従う皇族は、前回と同様に成年の男性皇族のみとしています。
一方、参列者は男女の区別なく総理大臣など三権の長や国務大臣など26人としていて、今回初めて女性も参列する見通しとなりました。
また「退位礼正殿の儀」と「即位後朝見の儀」の参列者は三権の長、国務大臣、地方公共団体の代表など330人余りとするほか、5月1日には各府省庁で国旗を掲揚するとともに、地方公共団体、学校、企業などにも国旗掲揚の協力を求めるとしています。
一方、新天皇が即位を内外に宣言する儀式「即位礼正殿の儀」が行われる10月22日に実施されるパレード「祝賀御列の儀」で使用する車は、安全性や環境性能などを考慮して「トヨタ自動車」の「センチュリー」のオープンカーとすることが決まりました。
さらに「即位礼正殿の儀」の翌日の10月23日に、総理大臣夫妻の主催で開かれる晩さん会は、各国の要人を含むおよそ900人の参列者をもてなす接客や設備が必要だとして、東京 千代田区のホテルニューオータニで開催することになりました。
このほか、来月24日に東京 千代田区の国立劇場で開かれる天皇陛下のご在位30年の記念式典の細目も決定し、福島県の内堀知事などが国民の代表としてあいさつするほか、歌手の三浦大知さんが、天皇陛下が作詞され皇后さまが作曲された歌を歌うことになりました。
■ 首相「引き続きつつがなく整然と行われるよう検討」
安倍総理大臣は、式典委員会の会合で「きょう、次第概要と参列者を決定したが、引き続き、各式典が、つつがなく整然と行われるよう精力的に検討を進めていく」と述べました。
※ 全文は記事にてご覧下さい
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190117/k10011780811000.html
皇位継承儀式の次第概要決まる 政府の式典委員会
ことし春の皇位継承に向けて、政府の式典委員会は、国事行為として行う儀式の次第概要などを決定し、4月30日の天皇陛下の退位と、翌5月1日に新天皇が初めて国民の代表に会う儀式の参列者は、衆参両院の議長など三権の長や地方公共団体の代表など330人余りとなりました。また10月の祝賀パレードで使用する車は、「トヨタ自動車」の「センチュリー」とすることが決まりました。
ことし春の皇位継承に向けて、政府は17日、式典委員会の会合を開き、憲法の定める国事行為として行う儀式の次第概要などを決定しました。
それによりますと、憲政史上初めて行われる天皇陛下の退位の儀式「退位礼正殿の儀」は4月30日の午後5時から5時10分までの予定で皇居・宮殿の「松の間」で行われます。
また新天皇が歴代天皇に伝わる剣や曲玉(まがたま)などを受け継ぐ「剣璽等承継(けんじとうしょうけい)の儀」は翌5月1日の午前10時半から、それに続き新天皇が即位後初めて国民の代表に会う「即位後朝見の儀」は午前11時10分から、皇居・宮殿の「松の間」で、それぞれ10分の予定で行われます。
このうち「剣璽等承継の儀」で天皇陛下に「供奉(ぐぶ)」、つまり付き従う皇族は、前回と同様に成年の男性皇族のみとしています。
一方、参列者は男女の区別なく総理大臣など三権の長や国務大臣など26人としていて、今回初めて女性も参列する見通しとなりました。
また「退位礼正殿の儀」と「即位後朝見の儀」の参列者は三権の長、国務大臣、地方公共団体の代表など330人余りとするほか、5月1日には各府省庁で国旗を掲揚するとともに、地方公共団体、学校、企業などにも国旗掲揚の協力を求めるとしています。
一方、新天皇が即位を内外に宣言する儀式「即位礼正殿の儀」が行われる10月22日に実施されるパレード「祝賀御列の儀」で使用する車は、安全性や環境性能などを考慮して「トヨタ自動車」の「センチュリー」のオープンカーとすることが決まりました。
さらに「即位礼正殿の儀」の翌日の10月23日に、総理大臣夫妻の主催で開かれる晩さん会は、各国の要人を含むおよそ900人の参列者をもてなす接客や設備が必要だとして、東京 千代田区のホテルニューオータニで開催することになりました。
このほか、来月24日に東京 千代田区の国立劇場で開かれる天皇陛下のご在位30年の記念式典の細目も決定し、福島県の内堀知事などが国民の代表としてあいさつするほか、歌手の三浦大知さんが、天皇陛下が作詞され皇后さまが作曲された歌を歌うことになりました。
■ 首相「引き続きつつがなく整然と行われるよう検討」
安倍総理大臣は、式典委員会の会合で「きょう、次第概要と参列者を決定したが、引き続き、各式典が、つつがなく整然と行われるよう精力的に検討を進めていく」と述べました。
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