https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190116/k10011779041000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001
「にっぽん丸」衝突事故 船長が操作誤りバック
2019年1月16日 4時51分
商船三井客船が運航する大型クルーズ船がグアムの港で起こした衝突事故で、船長が操作を誤りバックさせたため、桟橋に衝突したことが関係者への取材でわかりました。船長からは事故のあとアルコールが検出されていて運輸安全委員会などが事故との関連を調べています。
先月30日、商船三井客船が運航する「にっぽん丸」がグアムを出港する際、桟橋に衝突し、船の後方の2か所が損傷して、岸壁の一部も壊れました。
乗客と乗組員およそ600人余りにけがはなく、にっぽん丸は14日、日本に戻り、運輸安全委員会が船内に立ち入るなどして調査を進めています。
その後の関係者への取材で、船が岸から離れる際に船長が向きを変えようとしたところ、操作を誤りバックさせたため、桟橋に衝突していたことがわかりました。
船長が扱っていたのはジョイスティックと呼ばれる、前後や左右に動かすことで船を操作するレバーで、このレバーを誤って動かしていたということです。
船長からは日本の法令の基準を超えるアルコールが検出され、「気持ちを落ち着かせるため、事故のあとに酒を飲んだ」と話しているということで、運輸安全委員会などが飲酒と事故の関連について調べています。