アメリカで、赤ちゃんが1人で道路を歩いているのを通りがかったバスの運転手が見つけて保護する映像がSNS上で公開され、危険を顧みずに赤ちゃんを助けた運転手の行動に称賛のコメントが相次いでいます。
この映像は、アメリカ中西部ウィスコンシン州のバス会社が10日、SNS上で公開したものです。
バス会社によりますと、先月、幹線道路脇の歩道を赤ちゃんが1人で歩いているのを、通りがかったバスの運転手の女性が見つけました。
運転手はバスを止め、行き交う車を手で制して赤ちゃんのもとに駆け寄り、抱き上げて保護しました。
氷点下の寒さの中、赤ちゃんが薄着で、はだしだったことから、乗客が自分のコートを脱いで赤ちゃんに着せるなど、映像には車内に居合わせた人たちが協力する様子も映っています。
最初は泣いていた赤ちゃんも、安心したのか、警察官が到着したときには運転手の腕の中で眠っていました。
アメリカメディアによりますと、赤ちゃんは母親が教会に連れて行った際、はぐれたということで、このあと無事に家族と再会したということです。
運転手は「突然のことで慌てて足が震えましたが、また同じ状況に出くわしたら、次もきっと助けます」と話していて、SNS上には危険を顧みずに赤ちゃんを助けた運転手や、コートを差し出した乗客に対して称賛のコメントが相次いでいます。
※ソース内に動画あります
2019年1月12日 17時02分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190112/k10011776011000.html?utm_int=all_side_ranking-social_007