ゴーン被告、合弁会社から10億円近い報酬
2019年01月10日 17時12分
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190110-OYT1T50091.html?from=ytop_ylist
日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(64)が2018年、日産と三菱自動車がオランダに設立した合弁会社から10億円近くの報酬を受け取っていたことが日産関係者の話でわかった。合弁会社は日産と三菱自の連結対象ではなく、報酬額は開示されていない。合弁会社の経費の9割以上はゴーン被告への報酬だったという。
合弁会社は、日産と三菱自が17年6月、折半出資会社として設立した「Nissan−Mitsubishi B.V.(NMBV)」。設立当初からゴーン被告と西川(さいかわ)広人・日産社長、益子修・三菱自会長の3人が取締役に就いている。
日産関係者によると、ゴーン被告は日産と三菱自の提携による相乗効果の創出に貢献した両社の従業員に対し、NMBVからボーナスを払う仕組みを作るよう指示。西川、益子両氏もこれを了承し、ゴーン被告の側近だった日産の元秘書室長(59)がNMBVの口座の管理などを任されたという。
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