世界で最も安全な航空会社、カンタスに
アジア経済ニュース
運輸2019/01/07(月) 16:57 JST
https://www.nna.jp/news/show/1854133
オーストラリアの航空会社格付けサイト「エアライン・レーティングス・ドットコム」が発表した、「最も安全な航空会社ランキング2019」で、対象とした世界405社の中から、オーストラリアの航空大手カンタスが最も安全な航空会社に選ばれた。
カンタスは過去60年以上にわたって死亡事故を起こしていない。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューなどが伝えた。
エアライン・レーティングスは、事故だけでなく安全な運航に向けた努力や機材の年数なども検討対象とした。
安全な航空会社上位20社には、オーストラリアの格安航空ヴァージン・オーストラリア(豪ヴァージン)のほか、ニュージーランド(NZ)航空や全日本空輸(ANA)も入った。
エアライン・レーティングスは、最も安全な格安航空会社(LCC)上位10社も発表し、カンタス傘下のジェットスターが入った。
一方、安全度の低い航空会社も発表され、アフガニスタンのアリアナ・アフガン航空やスリナムのブルーウイング航空、インドネシアのトリガナ・エアー・サービスなどの名前が挙がった。
■カンタスの定時発着率は86%
英国の航空情報大手OAGの分析によれば、カンタス航空は2018年に定時から15分以内の発着率が86%となり、競合の豪ヴァージンを8ポイント上回った。
世界比較では、カンタスの定時発着率は世界6位で、アジア太平洋地域では3位だった。このほか、ジェットスターは74%、豪ヴァージン傘下のタイガーエアは69%だった。
一方、NZ航空の定時発着率は77%だった。
また、オーストラリアとNZの空港で、乗り入れ便の定時発着率が最も高かったのは83.7%のケアンズ空港だった。NZではウェリントン空港が80.2%で最も高かった。シドニーとオークランド空港はそれぞれ、76.1%と75.9%だった。