初期の人権理論はすべての人間のための平等な自由と権利を主張していたが、今や人権の概念は
児童ポルノ法カルトの身勝手な妄想願望により一部の人間のための恣意的な特権に置き換えられてしまった。
全ての人は彼自身の身体に対する所有権を持つ。その他の誰も彼の身体に対する権利を持たない。
彼の身体の労働及び彼の手の作業は適切に彼のものであると言って良い。
自然が提供していた、自然のままの状態から取り除いたものが何であれ、
彼は彼の労働をそれに混ぜ合わせ、彼自身のものである何かをそれに結合し、
それを彼の財産にする、それは彼により自然のままの共有状態から取り除かれている、
それはこの労働によりその他の人々の共有の権利を排除する様なそれに付加された何かを持つ。
この労働者の議論の余地のない特性である労働の為に、
彼以外の誰も一度結び付けられたものに対する権利を持つ事は出来ない。
ジョン・ロック、Two Treatises of Government.
ジョン・ロックはイギリスの自然法哲学者、医師である。彼の自然権のアイディアは現代のリバタリアン人権理論に大きな影響を与えた。
理性が我々に伝える様に、全ての人は生まれながらにして自然的に平等であり、彼らの身体への等しい権利を持つ...
全ての人は彼自身の身体を所有する権利を持つ。彼の身体の労働と彼の手の働きは適切に彼自身の物であり、
彼以外の誰もそれを所有する権利を持たない。
そしてそれ故に、彼が何かを自然のままの共有状態から取り除いた時、彼はそれに彼の労働を混ぜ合わせ、
そしてそれを彼自身の物にする様な何かを付け加え、それによってそれを彼の財産にすると言う事になる。
...そしてもし全ての人が彼自身の身体と財産への権利を持つならば、
彼はまたそれらを防衛する権利を持つ...そして彼の身体と財産への全ての攻撃を処罰する権利を持つ。
エリシャ・ウィリアムス、The essential Rights and Liberties of Protestants.
エリシャ・ウィリアムスはアメリカ合衆国の自然法哲学者、牧師、イェール大学の四代目学長である。
>>1 全ての人々は生まれながらにして自由である、自由は彼らが創造主から受け取った贈り物であり、
彼らは同意により自由を譲渡する事は出来ない、彼らが犯罪によりそれを奪われる事はあるかもしれないが。
...そして誰も彼の子孫の人生と自由、宗教や獲得した財産を譲り渡す事は出来ない、
彼の子孫は彼自身と同じ様に生まれながらにして自由である、
そして彼の邪悪で馬鹿げた取引により束縛される事は出来ない。
ジョン・トレンチャード、Liberty proved to be the unalienable Right of all Mankind.
ジョン・トレンチャードはイギリスの法律家、著述家である。トマス・ゴードンと共に出版したケイトーの手紙によって
ロック派の自然権理論を広め、現代リバタリアン運動に大きな影響を与えた。
自然の法は人類が誕生した時から存在し、創造主自身によって定められている、そして当然ながら、
全ての義務の中で最高位の物である。それは地上の全ての国々と全ての時代に渡って有効である。
言い換えれば、いかなる人間の法律も自然の法に反するなら無効である、
そして全ての法律の有効性は間接的にせよ、そうでないにせよ、この源泉からそれらの効力とそれらの権威を得ている。
…
殺人を例に取る事にすれば、これは創造主と自然の法によって明白に禁じられている、
そしてこの犯罪の真の違法性を生み出しているのはこれらの禁止である。
殺人を処罰する人間の法律はその道徳的な罪悪を少しも増やす訳でもなければ、
その悪事を犯さない事への新しい道徳的義務を付け加える訳でもない。
それどころか、もし何らかの人間の法律が殺人を犯す事を許すか、我々に命じるならば、
我々はその人間の法律を破らなければならない。さもなければ我々は創造主と自然の法に背く事になる。
ウィリアム・ブラックストン, Commentaries on the Laws of England.
ウィリアム・ブラックストンはイギリスの自然法哲学者、弁護士、オックスフォード大学教授である。
彼の著作は英米法を学ぶ上では必ず一度は読まなければならない必読書とされる。8974