12/30(日) 10:32配信
デーリー東北新聞社
2016年8月、青森市立浪岡中2年の葛西りまさん=当時(13)=がいじめを訴え自殺した問題で、遺族と代理人弁護士は29日、青森市の小野寺晃彦市長と市教委の成田一二三教育長と同市内で面談し、再発防止の観点から当時の同中校長を含む教職員の懲戒処分も検討するよう要請した。
面談後に記者会見した、りまさんの父剛さん(40)は、当時の教職員に対し「なぜ、何事もなかったかのようにしているのか。学校で女の子1人が亡くなっているのに、責任はどこにあるのか」と憤った。代理人弁護士も、当時の学校対応について「懲戒処分に該当しないというのは不適切ではないか」と訴えた。
遺族側は8月に、当初の審議会が報告書原案で、根拠を示さずに思春期うつと判断したことなどに対し市長と教育長に検証を要望していた。会見で剛さんは、同日示された検証の中間報告について、「検証内容が不十分」として市と市教委に見直しなどを求めたことを明らかにした。
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