10月の農林水産物・食品の輸出額は798億円で、前年同月から15%増えたことが農水省の調べで分かった。1〜10月の累計は前年同期から15%増。単月、累計のいずれも牛肉や米、リンゴで伸びが目立つ。2019年に輸出額1兆円という政府目標の達成に必要な伸び率は上回っているが、年末まで、この伸びを維持できるかが課題となりそうだ。
農産物の輸出額は、前年同月比18%増の538億円だった。
品目別に見ると、牛肉が同22%増の22億円。小麦や米などの穀物類も22%増の44億円で、このうち援助米を除く米は4億円で40%増だった。果実(生鮮・乾燥)は31億円で3%の微増となる中、リンゴは21億円で18%増と大きく伸びた。
同省は「牛肉は富裕層を中心に、特にアジア圏で年間を通じたニーズがある。リンゴは本格的な出荷シーズンに入り、台湾や香港から引き合いが強い」(輸出促進課)とする。
林産物は34億円で17%増、水産物は227億円で9%増だった。
1〜10月の累計は7341億円で前年同期比15%増。国・地域別で見ると、1位の香港は1688億円で前年比17%増だった。2位の中国は35%増の1083億円で、上位10カ国で最も伸び率が大きい。3位は米国で6%増の964億円、4位は台湾で11%増の704億円と続いた。
政府は、19年に農林水産物・食品の輸出額を1兆円まで伸ばす目標を掲げている。これを実現するためには、今後の2年で前年比11・3%以上の伸びを連続して確保する必要がある。10月までの累計では、この伸び率を上回ってはいるが、年末まで維持することができるかが目標達成の鍵になりそうだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181225-00010002-agrinews-ind
農産物の輸出額は、前年同月比18%増の538億円だった。
品目別に見ると、牛肉が同22%増の22億円。小麦や米などの穀物類も22%増の44億円で、このうち援助米を除く米は4億円で40%増だった。果実(生鮮・乾燥)は31億円で3%の微増となる中、リンゴは21億円で18%増と大きく伸びた。
同省は「牛肉は富裕層を中心に、特にアジア圏で年間を通じたニーズがある。リンゴは本格的な出荷シーズンに入り、台湾や香港から引き合いが強い」(輸出促進課)とする。
林産物は34億円で17%増、水産物は227億円で9%増だった。
1〜10月の累計は7341億円で前年同期比15%増。国・地域別で見ると、1位の香港は1688億円で前年比17%増だった。2位の中国は35%増の1083億円で、上位10カ国で最も伸び率が大きい。3位は米国で6%増の964億円、4位は台湾で11%増の704億円と続いた。
政府は、19年に農林水産物・食品の輸出額を1兆円まで伸ばす目標を掲げている。これを実現するためには、今後の2年で前年比11・3%以上の伸びを連続して確保する必要がある。10月までの累計では、この伸び率を上回ってはいるが、年末まで維持することができるかが目標達成の鍵になりそうだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181225-00010002-agrinews-ind