中部国際空港(愛知県常滑市)が戦国武将や忍者の情報発信で、周辺のゆかりの地と連携を強めている。忍者を詳しく知ってもらうイベントを開くほか、空港経由の関係地ツアーも検討。海外で日本のイメージとして取り上げられることの多い「サムライ」「ニンジャ」をPRし、訪日客を呼び込む。
中部空港の所在地・愛知県は織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の「戦国三英傑」を輩出。周辺には天下分け目の合戦「関ケ原の戦い」の場となった岐阜県関ケ原町や、忍者発祥の地として知られる三重県伊賀市、滋賀県甲賀市がある。
こうした地の利を生かし、中部空港では7月から侍と忍者にちなんだプロジェクトを始めた。チェックインカウンターの上部に忍者のマネキンをつるすなど戦国時代の雰囲気を演出。22日には立ち乗り電動二輪車「セグウェイ」を使った空港のガイドツアーを実施した。乗り方を教えてくれるインストラクターはもちろん忍者姿だ。空港と津市を結ぶ高速船にも忍者の絵を施し、「忍者高速船」としてこの日から運航を始めた。
年明け1月5、6日は伊賀市、甲賀市の観光協会などと協力し、研究者の講演や手裏剣体験などが楽しめる「忍者フェスティバル」を空港内で開く。関ケ原町とは合戦場を巡るツアーを検討中で、中部空港の近藤正人取締役は「空港内で完結するのではなく、空港と関係地域を結びつける施策が重要だ」とし、自治体との連携企画を進めていく方針だ。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39312830S8A221C1000000/
中部空港の所在地・愛知県は織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の「戦国三英傑」を輩出。周辺には天下分け目の合戦「関ケ原の戦い」の場となった岐阜県関ケ原町や、忍者発祥の地として知られる三重県伊賀市、滋賀県甲賀市がある。
こうした地の利を生かし、中部空港では7月から侍と忍者にちなんだプロジェクトを始めた。チェックインカウンターの上部に忍者のマネキンをつるすなど戦国時代の雰囲気を演出。22日には立ち乗り電動二輪車「セグウェイ」を使った空港のガイドツアーを実施した。乗り方を教えてくれるインストラクターはもちろん忍者姿だ。空港と津市を結ぶ高速船にも忍者の絵を施し、「忍者高速船」としてこの日から運航を始めた。
年明け1月5、6日は伊賀市、甲賀市の観光協会などと協力し、研究者の講演や手裏剣体験などが楽しめる「忍者フェスティバル」を空港内で開く。関ケ原町とは合戦場を巡るツアーを検討中で、中部空港の近藤正人取締役は「空港内で完結するのではなく、空港と関係地域を結びつける施策が重要だ」とし、自治体との連携企画を進めていく方針だ。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39312830S8A221C1000000/