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被告弁護団 無罪主張の書面を提出 栃木 旧今市 女児殺害事件
2018年12月17日 20時33分
13年前、栃木県で小学1年生の女の子を連れ去り殺害したとして、殺人などの罪で無期懲役の判決を受けて最高裁判所に上告している被告の弁護団が、改めて無罪を主張する書面を、17日、最高裁判所に提出しました。
平成17年、栃木県の旧今市市、今の日光市で小学1年生の吉田有希ちゃん(当時7)が連れ去られ、茨城県の山林で遺体で見つかった事件では、勝又拓哉被告(36)が殺人などの罪に問われています。
被告は裁判で無罪を主張しましたが、ことし8月、東京高等裁判所は1審と同じく無期懲役を言い渡しました。
被告の弁護団は判決を不服として上告していて、17日、無罪の具体的な主張をまとめた上告趣意書を最高裁判所に提出しました。
2審の判決で被告が母親に宛てて書いた手紙の中で犯行を謝罪しているなどの状況証拠を総合して被告を犯人と認定したことについて、上告趣意書では「母親に宛てた手紙は供述証拠ではないにもかかわらず、実質的に自白として取り扱っている」として、2審の判決には重大な法令違反があると主張しています。
記者会見で、鹿島秀樹弁護士は「少ない証拠について必要以上に価値を認めるなど、判断には無理があった。間接的な事実を積み上げて事実認定をする裁判の在り方が問われている」と訴えました。
被告弁護団 無罪主張の書面を提出 栃木 旧今市 女児殺害事件
2018年12月17日 20時33分
13年前、栃木県で小学1年生の女の子を連れ去り殺害したとして、殺人などの罪で無期懲役の判決を受けて最高裁判所に上告している被告の弁護団が、改めて無罪を主張する書面を、17日、最高裁判所に提出しました。
平成17年、栃木県の旧今市市、今の日光市で小学1年生の吉田有希ちゃん(当時7)が連れ去られ、茨城県の山林で遺体で見つかった事件では、勝又拓哉被告(36)が殺人などの罪に問われています。
被告は裁判で無罪を主張しましたが、ことし8月、東京高等裁判所は1審と同じく無期懲役を言い渡しました。
被告の弁護団は判決を不服として上告していて、17日、無罪の具体的な主張をまとめた上告趣意書を最高裁判所に提出しました。
2審の判決で被告が母親に宛てて書いた手紙の中で犯行を謝罪しているなどの状況証拠を総合して被告を犯人と認定したことについて、上告趣意書では「母親に宛てた手紙は供述証拠ではないにもかかわらず、実質的に自白として取り扱っている」として、2審の判決には重大な法令違反があると主張しています。
記者会見で、鹿島秀樹弁護士は「少ない証拠について必要以上に価値を認めるなど、判断には無理があった。間接的な事実を積み上げて事実認定をする裁判の在り方が問われている」と訴えました。