https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-12-07/PJC7XQ6KLVR501?srnd=cojp-v2
EUが「英国危機」サミットを準備−水面下で離脱延期、微調整検討か
Ian Wishart
2018年12月7日 9:19 JST
→将来の経済関係を描く「政治宣言案」文言の一部修正も選択肢か
→EU首脳会議で離脱延期の提案が英首相に行われる可能性あると英紙
メイ英首相は欧州連合(EU)が正式決定した離脱合意案への承認を得るための11日の下院採決で敗北を喫することがほぼ確実な情勢であり、EUは来週13、14日に開く首脳会議を「英国危機」への対応を協議する場に変える構えだ。
だが、EU首脳らは今のところ英議会の票読みを変えるような申し出をメイ首相に行うつもりはい。EU当局者によれば、彼らの出方はメイ氏の敗北がどれだけ手ひどいものになるかにも左右され、メイ氏の方から何が必要か言い出すのを待っている状況だ。
EU当局者の1人が匿名で語ったところでは、土壇場での救済のための幾つかの選択肢が既に協議されており、交渉担当者が再びテーブルに着くことも不可能ではない。EU首脳らは離脱合意案の再交渉は行わず、EUとの合意がないまま英国が離脱する事態に向けて準備するというメッセージは堅持する構えだが、一方で次のような選択肢を検討している可能性がある。
・英国とEUとの将来の経済関係を描く法的拘束力のない「政治宣言案」の文言の一部修正
・離脱期日の延期。ただし、EU離脱の賛否を問う2回目の国民投票実施の可能性が現実にあることをメイ首相が示唆するという条件が付く公算が大きい
・アイルランドとの国境に税関検査や入国管理などのハードボーダー(物理的壁)を設けないことを保証する「バックストップ」条項の適用回避をEUがどのように目指すかについて口頭でのコミットメントの強化
英紙テレグラフは「合意なきEU離脱」の回避手段として、来週のEU首脳会議で、英国との離脱交渉の期間を来年3月29日より先まで延長する提案がメイ首相に対して行われる可能性があると報じた。
(リンク先に続きあり)
EUが「英国危機」サミットを準備−水面下で離脱延期、微調整検討か
Ian Wishart
2018年12月7日 9:19 JST
→将来の経済関係を描く「政治宣言案」文言の一部修正も選択肢か
→EU首脳会議で離脱延期の提案が英首相に行われる可能性あると英紙
メイ英首相は欧州連合(EU)が正式決定した離脱合意案への承認を得るための11日の下院採決で敗北を喫することがほぼ確実な情勢であり、EUは来週13、14日に開く首脳会議を「英国危機」への対応を協議する場に変える構えだ。
だが、EU首脳らは今のところ英議会の票読みを変えるような申し出をメイ首相に行うつもりはい。EU当局者によれば、彼らの出方はメイ氏の敗北がどれだけ手ひどいものになるかにも左右され、メイ氏の方から何が必要か言い出すのを待っている状況だ。
EU当局者の1人が匿名で語ったところでは、土壇場での救済のための幾つかの選択肢が既に協議されており、交渉担当者が再びテーブルに着くことも不可能ではない。EU首脳らは離脱合意案の再交渉は行わず、EUとの合意がないまま英国が離脱する事態に向けて準備するというメッセージは堅持する構えだが、一方で次のような選択肢を検討している可能性がある。
・英国とEUとの将来の経済関係を描く法的拘束力のない「政治宣言案」の文言の一部修正
・離脱期日の延期。ただし、EU離脱の賛否を問う2回目の国民投票実施の可能性が現実にあることをメイ首相が示唆するという条件が付く公算が大きい
・アイルランドとの国境に税関検査や入国管理などのハードボーダー(物理的壁)を設けないことを保証する「バックストップ」条項の適用回避をEUがどのように目指すかについて口頭でのコミットメントの強化
英紙テレグラフは「合意なきEU離脱」の回避手段として、来週のEU首脳会議で、英国との離脱交渉の期間を来年3月29日より先まで延長する提案がメイ首相に対して行われる可能性があると報じた。
(リンク先に続きあり)