東京地下鉄(東京メトロ)全9路線の車両内に「羽毛ふとん」型の中吊り広告が出現している。
手掛けたのは寝具メーカーの東京西川(東京都中央区)。
紙にふとんのビジュアルが印刷されているのではなく、本物の羽毛ふとんが広告になっているのだ。
当該広告は2018年11月26日〜12月2日の期間限定、かつ東京メトロ全340編成中(18年3月31日現在の保有編成数)9編成のみで掲示される。
どういう経緯でこの「羽毛ふとん」型中吊り広告は作られたのか。
J-CASTトレンドは、東京西川の担当者に取材した。
「毎日使う身近な存在ながら、日常でなかなか話題に上がらない掛けふとんに興味を持っていただくきっかけになれば、という思いで制作しました」
こう回答したのは、営業統括本部の佐藤功之介さんと商品第1部ふとん課の杉浦真也さん。
「普通の広告ではなく、どうにか注目してもらえるやり方はないか」と考えるなかで「実際のふとんを広告にしてみたらいいのでは」という声が上がり、3か月ほどかけて形にした。
ふとんの制作にあたる職人には「すごいことするね」と驚かれたそうだが、いつもつくっているものと大きさも形も違う「中吊り広告サイズのふとん」をイメージしてもらったという。
職人たちにとっては初めての試みだったと、杉浦さんは明かした。
制作にあたっては、羽毛の中でも特に質が高い「マザーグース(ガチョウ)」と、「超長綿」という肌触りのよい生地を使用し、しかも職人が1つ1つ手作りで仕上げているという。
羽毛は徹底洗浄し、高温スチームでふっくらと乾燥させ、丁寧に細かいホコリやチリを取り除いたうえで使用している。
こうした「こだわり」の理由を、次のように説明した。
「中吊り広告は色々な方の目に触れるものですので、どうせ出すのならばイチオシの原毛や生地を使おうと思いました」
記者も実際に中吊り広告を触ったが、広告というよりは「小さい羽毛掛けふとん」という印象だった。
佐藤さんは「恐らく、国内で実際の羽毛ふとんを中吊り広告にした例はこれまでにないと思います」と話した。
(写真)
https://www.j-cast.com/trend/amp/2018/11/27344507.html
手掛けたのは寝具メーカーの東京西川(東京都中央区)。
紙にふとんのビジュアルが印刷されているのではなく、本物の羽毛ふとんが広告になっているのだ。
当該広告は2018年11月26日〜12月2日の期間限定、かつ東京メトロ全340編成中(18年3月31日現在の保有編成数)9編成のみで掲示される。
どういう経緯でこの「羽毛ふとん」型中吊り広告は作られたのか。
J-CASTトレンドは、東京西川の担当者に取材した。
「毎日使う身近な存在ながら、日常でなかなか話題に上がらない掛けふとんに興味を持っていただくきっかけになれば、という思いで制作しました」
こう回答したのは、営業統括本部の佐藤功之介さんと商品第1部ふとん課の杉浦真也さん。
「普通の広告ではなく、どうにか注目してもらえるやり方はないか」と考えるなかで「実際のふとんを広告にしてみたらいいのでは」という声が上がり、3か月ほどかけて形にした。
ふとんの制作にあたる職人には「すごいことするね」と驚かれたそうだが、いつもつくっているものと大きさも形も違う「中吊り広告サイズのふとん」をイメージしてもらったという。
職人たちにとっては初めての試みだったと、杉浦さんは明かした。
制作にあたっては、羽毛の中でも特に質が高い「マザーグース(ガチョウ)」と、「超長綿」という肌触りのよい生地を使用し、しかも職人が1つ1つ手作りで仕上げているという。
羽毛は徹底洗浄し、高温スチームでふっくらと乾燥させ、丁寧に細かいホコリやチリを取り除いたうえで使用している。
こうした「こだわり」の理由を、次のように説明した。
「中吊り広告は色々な方の目に触れるものですので、どうせ出すのならばイチオシの原毛や生地を使おうと思いました」
記者も実際に中吊り広告を触ったが、広告というよりは「小さい羽毛掛けふとん」という印象だった。
佐藤さんは「恐らく、国内で実際の羽毛ふとんを中吊り広告にした例はこれまでにないと思います」と話した。
(写真)
https://www.j-cast.com/trend/amp/2018/11/27344507.html