![【大阪】「父の代から続く食肉の納入を絶やしたくなかった」 偽造許可書で学校給食に10年納入 羽曳野市向野の食肉業者、登録抹消 ->画像>2枚](https://lpt.c.yimg.jp/amd/20181113-00025267-mbsnewsv-000-thumb.jpg)
約10年にわたって食肉処理業に必要な許可証を偽造し、大阪府東大阪市内の小学校に給食用の食肉を納入していたとして、市学校給食会は12日、羽曳野市向野、不動産業「萬寿(まんじゅ)倶楽部」の登録を同日付で取り消したと発表した。児童らの健康被害は確認されていないという。
発表によると、萬寿倶楽部の代表は2009年度以降、2年に1度の登録更新時に、食肉処理業をしていた父親や知り合いの食肉業者の許可証をコピーし、営業所名などを書き換えて提出。計約18トンの牛肉と計約32トンの豚肉を納入していたという。今年6月、従業員3人の検便検査の報告書から日付改ざんなどの形跡が見つかり、東大阪市学校給食会が調査をしていた。
調査に対し、萬寿倶楽部代表は「父の代から続く食肉の納入を絶やしたくなかった」と話しているという。
市学校給食会は「長年にわたって不正を見抜けず、申し訳ない。登録業者の指導を強化し、再発防止に努める」としている。食肉を納入する他の11業者に不正はなく、給食への影響はないという。
2018年11月13日 21時52分
https://www.yomiuri.co.jp/national/20181113-OYT1T50029.html
東大阪市学校給食会は12日、衛生管理などに関する書類を約10年にわたって偽造していたとして、大阪府羽曳野市の食肉処理業「萬寿倶楽部」の取引業者としての登録を取り消したと発表した。
学校給食会によると、同社は市内の小学校の給食で使う牛肉と豚肉を納入していたが、食品衛生法に基づく営業許可証や食品衛生監視票のコピーを知人らから入手したり、毎月提出することになっている従業員の検便結果を偽造したりして、2009年から会に提出していたという。偽造書類は9種類に上る。
今年6月に会の職員が書類の不審点に気づき、発覚した。
同社は、不動産業が本業で、自前の食肉加工場を持っていないため、営業許可を得ておらず、知人の工場で食肉加工をしていた。社長の男性は、偽造を認めているという。同社が納入した肉を使った給食は1日に約2万3000食提供されていたが、児童の健康被害は確認されていないという。【池田一生】
毎日新聞 2018年11月13日 10時21分(最終更新 11月13日 10時21分)
https://mainichi.jp/articles/20181113/k00/00e/040/210000c
毎日放送 2018/11/13 19:22
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20181113/GE000000000000025267.shtml