https://jp.reuters.com/article/%E8%8B%B1%EF%BC%A5%EF%BC%B5%E9%9B%A2%E8%84%B1-%E3%80%8C%E7%84%A1%E7%A7%A9%E5%BA%8F%E3%80%8D%E3%81%AA%E3%82%89%E6%A0%BC%E4%B8%8B%E3%81%92%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%EF%BC%9D%EF%BC%B3%EF%BC%86%EF%BC%B0-idJPL4N1XQ5AE?il=0
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2018年11月15日 / 19:05 / 18分前更新
英EU離脱、「無秩序」なら格下げリスク=S&P
[ロンドン 15日 ロイター] - S&Pグローバル・レーティングは15日、英国による欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)が無秩序なものになる兆候が一段と明らかになれば、現在「AA」としている格付けを引き下げる可能性があると指摘した。
英政府は前日、EU離脱協定の暫定合意案を閣議了承。ただこれに抗議してこの日、ラーブ離脱担当相が辞任したことを受け、メイ首相は厳しい局面に立たされている。
S&Pは、英国の「AA」格付けは暫定合意案により直ちに影響は受けていないとしながらも、今後の展開が格付けに大きな影響を及ぼすと指摘。「ブレグジットが『無秩序』なものになるとの見通しが一段と明らかになった場合、格付けを引き下げる可能性がある」とした。
S&Pは「無秩序な」ブレグジットの定義を、「英国の製造業、およびサービス業の欧州主要市場へのアクセスが大幅に制限される場合、もしくは競争力がそがれるほどに高い関税措置、非関税障壁が導入される場合」としている。
一方、罰則的な関税措置が導入されずに英国の主要産業が欧州市場へのアクセスを維持できれば、英国の格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に変更する可能性もあるとの見解を示した。