1950年代の建築で老朽化が目立ち、耐震性の面からも、親会社の興和が建て替えを検討してきた。
解体は2020年3月までに完了する。
中部地方を代表する繁華街での大型再開発の行方が注目される。
興和は17年12月の記者会見で、27年をめどとする2段階の再開発を検討していると表明したが、計画は遅れている。
長期的には興和が保有する北側の「ニューサカエビル」「栄町ビル」との一体的な再開発を描くが、一部の地権者との調整が難航している。
一方、歴史ある建築物に対しては保存を求める声もあった。
丸栄本館は近代日本を代表する建築家の村野藤吾氏が設計し、日本建築学会賞を受賞した。
村野氏が手掛けた外壁タイルについて、丸栄は「保存するかどうかを含めて未定」としている。
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