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「撃てとは言っていない」 トランプ大統領、不法移民対策で発言後退
2018年11月3日 9:41
発信地:ワシントンD.C./米国 [ 米国 北米 メキシコ ホンジュラス 中南米 ]
【11月3日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は2日、メキシコとの国境から米国への入国を試みる中米からの不法移民が米兵に投石すれば、米兵が移民に向けて発砲することもあり得るとしていた発言を後退させた。
トランプ大統領はホワイトハウス(White House)で報道陣に対し「私は撃てとは言っていない」「兵士たちは撃たなければならないということはない。私が望んでいるのは、こうした人々が投石をしないことだ」と説明した。さらに、メキシコ国境で投石する人や難民認定を申請する人は「長期間拘束されることになる」と述べた。
トランプ氏は1日、不法移民対策についての記者会見で、メキシコを通過して米国を目指している数千人の移民集団が、「悪意を持って暴力的に」メキシコ警察に向けて石を投げたと指摘し、次のように述べていた。
「われわれはそのような行為に我慢することはない。もしわが軍に石を投げたなら、わが軍は反撃する」「私は兵士たちに石をライフルだと思えと言った。移民らがメキシコの軍や警察にしたのと同じように米軍に石を投げるなら、その石はライフルと同じだと思えと言った」
6日に迫る中間選挙を前にトランプ大統領の発言は日に日に攻撃的になっており、野党民主党がメキシコとの国境を開放し、「無法者」や「レイプ犯」などの脅威を呼び込もうとしていると非難している。(c)AFP