村田製作所は31日、2019年3月期の連結純利益(米国会計基準)が前期比44%増の2100億円になりそうだと発表した。23%増の1800億円としていた従来予想から増益幅が拡大する。市場予想の平均であるQUICKコンセンサスの2061億円(22日時点、19社)を上回り、16年3月期の最高益(2037億円)を3期ぶりに更新する。コンデンサーなどのコンポーネント部品が好調だったほか、1ドル=105円としていた通期の想定為替レートを下期以降、110円と円安方向に変更したことも寄与する。
売上高は18%増の1兆6200億円(従来予想は1兆5750億円)、営業利益は68%増の2750億円(同2400億円)にそれぞれ上方修正した。
あわせて発表した2018年4〜9月期の連結決算は、売上高が前年同期比27%増の7883億円、純利益が19%増の1083億円だった。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL31HJG_R31C18A0000000/