https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181024/k10011683711000.html
大阪の警察署から容疑者の男が逃走した事件のおよそ1週間後の夜、別の警察署に勤務する20代の警察官が、
かなり酒に酔った状態で「似た人物を見た」と110番通報し、警察が周辺を捜査しましたが、該当する人物がいたことは
確認できませんでした。警察官は「迷惑をかけた」として依願退職しました。
ことし8月、大阪の富田林警察署から逃走した樋田淳也被告(30)は先月、山口県内で逮捕され、その後、加重逃走の罪で起訴されました。
捜査関係者によりますと、逃走からおよそ1週間後の8月21日の夜、枚方警察署の20代の男性巡査長が、
酒に酔った状態で「似た人物を見た」と寝屋川市内の公衆電話から110番通報しました。
警察官が駆けつけると、巡査長がかなり酒に酔った状態でその場にいたということです。
警察が周辺の防犯カメラを調べても該当する人物がいたことは確認できなかったということです。
その後、巡査長は「酒に酔って組織に迷惑をかけた」として、依願退職しました。
大阪府警察本部は、NHKの取材に対し、目撃が本当だったかもしれないため処分はしていないとしています。