読売新聞 2018年10月23日 12時44分
大阪府千早赤阪村から、開業資金の補助金300万円を不正受給したとして、村は23日、弁当店の元経営者の男性(57)と妻(57)を詐欺容疑で西堺署に告訴した。
村にはコンビニエンスストアが1軒もなく、2016年に、小売店などの新規出店に開業資金を補助する制度を設けていた。
村の発表では、夫婦は昨年7月、共謀して、開業にかかった工事代金が実際は150万円なのに、604万円に偽造した領収書を提出し、村の補助金を不正受給した疑い。
夫婦は補助金の交付を受け、昨年9月に弁当店を開店。今年6月、西堺署から「不正の疑いがある」と連絡を受けた村が夫婦に確認したところ、不正を認めたため、補助金の交付決定を取り消した。
店はその後、閉店した。
村は補助金全額の返還を求めており、男性は22日までに20万円を納付。今後、月5万円のペースで返還する意向を示しているという。
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