【喜茂別】26日午後2時10分ごろ、後志管内喜茂別町役場で男が包丁を出して菅原章嗣町長(64)に歩み寄り、止めようとした内村俊二副町長(56)が包丁で切られ右手を数針縫うけがを負った。倶知安署は銃刀法違反(所持)の疑いで、札幌市北区北16西3、無職重田勇容疑者(79)を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は、正当な理由なく包丁1丁を持ち歩いていた疑い。同署によると、重田容疑者は、10年ほど前に同町に住んでいた際、国道拡幅工事で立ち退きをしたことに関し、町に苦情を言うため来庁。菅原町長らが、数時間にわたり応対していたという。
同町によると、重田容疑者は町長室でリュックサックから包丁を出し、菅原町長に「現職の町長がもっと立ち退き料を出す責任がある」などと迫った。当時、部屋には内村副町長と職員1人が同席。別の職員の通報で駆けつけた同署員が重田容疑者を取り押さえた。
重田容疑者は同署の調べに「包丁は町長を脅すためだった」と容疑を認めているという。同署は、傷害容疑も視野に入れて捜査を進めている。(堀田昭一)
https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/article/232187
逮捕容疑は、正当な理由なく包丁1丁を持ち歩いていた疑い。同署によると、重田容疑者は、10年ほど前に同町に住んでいた際、国道拡幅工事で立ち退きをしたことに関し、町に苦情を言うため来庁。菅原町長らが、数時間にわたり応対していたという。
同町によると、重田容疑者は町長室でリュックサックから包丁を出し、菅原町長に「現職の町長がもっと立ち退き料を出す責任がある」などと迫った。当時、部屋には内村副町長と職員1人が同席。別の職員の通報で駆けつけた同署員が重田容疑者を取り押さえた。
重田容疑者は同署の調べに「包丁は町長を脅すためだった」と容疑を認めているという。同署は、傷害容疑も視野に入れて捜査を進めている。(堀田昭一)
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