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西郷どん20代の直筆書簡 初公開へ 福井県立歴史博物館
2018年9月19日 19時06分
西郷隆盛が20代の時に福井の藩士に宛てて書いた書簡が、初めて一般に公開されることになりました。福井県によりますと、青年期の直筆の書簡は少なく貴重な資料だということです。
公開されるのは西郷隆盛が安政4年、1857年に福井藩士の村田氏寿に宛てた直筆の書簡です。
保管している福井県立歴史博物館によりますと、書簡は薩摩藩主、島津斉彬に福井藩の親書を届けに来た村田と西郷が面会した翌日に書かれたもので、「ご高説を承り、すがすがしい気持ちでした」と感謝を伝えたうえで、打ち解けて話をしたため失言があった場合は許してほしいと記しています。
そして、斉彬から村田と面会してもよいと伝えられたとしたうえで、「面会では何でも質問してください」などと伝えています。
西郷は当時29歳で、斉彬のそばに仕え、活躍していましたが、青年期の西郷の直筆の書簡で残っているものは少なく、貴重な資料だということです。
福井県立歴史博物館の大河内勇介学芸員は「字は一見、荒々しいが、内容からはきめこまやかな気配りが伝わり、西郷がこの気配りを土台に、さまざまな人や藩と交流を深めていった様子がうかがえる」と話していました。
書簡の公開は福井市の県立歴史博物館で、今月22日から11月4日まで行われます。
西郷どん20代の直筆書簡 初公開へ 福井県立歴史博物館
2018年9月19日 19時06分
西郷隆盛が20代の時に福井の藩士に宛てて書いた書簡が、初めて一般に公開されることになりました。福井県によりますと、青年期の直筆の書簡は少なく貴重な資料だということです。
公開されるのは西郷隆盛が安政4年、1857年に福井藩士の村田氏寿に宛てた直筆の書簡です。
保管している福井県立歴史博物館によりますと、書簡は薩摩藩主、島津斉彬に福井藩の親書を届けに来た村田と西郷が面会した翌日に書かれたもので、「ご高説を承り、すがすがしい気持ちでした」と感謝を伝えたうえで、打ち解けて話をしたため失言があった場合は許してほしいと記しています。
そして、斉彬から村田と面会してもよいと伝えられたとしたうえで、「面会では何でも質問してください」などと伝えています。
西郷は当時29歳で、斉彬のそばに仕え、活躍していましたが、青年期の西郷の直筆の書簡で残っているものは少なく、貴重な資料だということです。
福井県立歴史博物館の大河内勇介学芸員は「字は一見、荒々しいが、内容からはきめこまやかな気配りが伝わり、西郷がこの気配りを土台に、さまざまな人や藩と交流を深めていった様子がうかがえる」と話していました。
書簡の公開は福井市の県立歴史博物館で、今月22日から11月4日まで行われます。