6日の地震で北海道豊浦町美和地区にある水道施設の自家発電装置の燃料タンクから、軽油が飛散して水道水に混入していたことが15日、分かった。町によると、これまでに健康被害の報告はない。
住民から「水が油くさい」という連絡を受けて町は8日、調査を開始。燃料タンクが置かれた床にひびが入り、床下にある水道用の水槽に、薄い油膜が張っていることを10日、確認した。
町は、停電に伴い、燃料タンクから自家発電装置に自動で軽油が送られた際、タンクのキャップ付近から微量の軽油が飛散し、床のひびを伝って床下の水槽に入ったとみている。
町は、美和地区の48戸と隣接の大和地区121戸の計169戸を対象に、水道水を飲まないように呼びかけ、給水車を出動させた。設備の清掃などを順次進めており、16日にはすべての住宅で水道使用が可能になる見通しという。
2018年09月16日 09時29分
YOMIURI ONLINE
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