「長時間労働で自殺」両親が勤務先を提訴 名古屋地裁
2018年9月13日 23時15分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018091390230730.html
名古屋市の男性会社員=当時(37)=が自殺したのは、勤務先に長時間の残業を余儀なくされたためうつ病を発症したことが原因だったと主張して、男性の両親が13日、電気設備製造「名阪電機」(同市南区)と社長ら役員3人に約1億円の損害賠償を求め名古屋地裁に提訴した。
訴状によると、男性は同社に2006年に入社。制御盤の設計などを担当していたが、16年12月に社内で自殺した。両親は、男性の仕事量が同年夏以降に増えたにもかかわらず、会社側が対応を怠ったため、うつ病を発症して自殺したと主張。会社側に対して賠償を求めたが、会社側が責任を認めなかったため提訴した。
男性の自殺を巡り、両親は昨年5月、名古屋南労働基準監督署に労災を申請。労基署は11月、男性が自殺の前月には120時間超の残業をしていたと認定し、長時間労働で強い心理的負荷を受けてうつ病を発症していたと判断。自殺を労災と認めた。
両親は提訴後に名古屋市内で会見。父親(64)は「未熟な経営と労働管理で息子の命を奪われた。同じことが繰り返されてほしくない」と語った。
名阪電機は「代表者が不在のためコメントできない」とした。
2018年9月13日 23時15分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018091390230730.html
名古屋市の男性会社員=当時(37)=が自殺したのは、勤務先に長時間の残業を余儀なくされたためうつ病を発症したことが原因だったと主張して、男性の両親が13日、電気設備製造「名阪電機」(同市南区)と社長ら役員3人に約1億円の損害賠償を求め名古屋地裁に提訴した。
訴状によると、男性は同社に2006年に入社。制御盤の設計などを担当していたが、16年12月に社内で自殺した。両親は、男性の仕事量が同年夏以降に増えたにもかかわらず、会社側が対応を怠ったため、うつ病を発症して自殺したと主張。会社側に対して賠償を求めたが、会社側が責任を認めなかったため提訴した。
男性の自殺を巡り、両親は昨年5月、名古屋南労働基準監督署に労災を申請。労基署は11月、男性が自殺の前月には120時間超の残業をしていたと認定し、長時間労働で強い心理的負荷を受けてうつ病を発症していたと判断。自殺を労災と認めた。
両親は提訴後に名古屋市内で会見。父親(64)は「未熟な経営と労働管理で息子の命を奪われた。同じことが繰り返されてほしくない」と語った。
名阪電機は「代表者が不在のためコメントできない」とした。