2018年09月09日 18時44分
8日に死んだ世界最高齢のクロサイ「ハナ」=広島市安佐動物公園提供
広島市安佐動物公園(広島市安佐北区)は8日、飼育されている中で、世界一長生きとされるクロサイ「ハナ」(雌、推定52歳)が死んだと発表した。老衰とみられるという。
ハナは1971年、雄の「クロ」と一緒にケニアから同園に仲間入り。10頭の子どもを産んでおり、固定のファンもいるほど多くの来園者に親しまれた。
同園によると、7日の昼は普段通りにエサを食べ、運動もしていたが、夕方になって衰弱した。薬を与えるなどして一時は症状が改善したが、8日朝になって、飼育部屋で横たわって死んでいるのが確認された。
同園は9〜24日、入退場門の近くに献花台を設け、メッセージを書くためのノートも用意する。担当者は「ハナに最後のお別れをしに来てもらえれば」と話した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180909-OYT1T50016.html