■フェラーリ51台全損のフェラーリ正規ディーラーはどんな場所に
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神戸地方気象台の発表によると、高潮警報は9月4日午前2時50分、同午前6時23分、同9時28分と合計3回、発表され注意を呼び掛けていましたが、神戸市にあるフェラーリ正規ディーラーでは51台ものフェラーリが海水につかり全損となってしまいました。全損となった51台のフェラーリは、事前に避難させることはできなかったのでしょうか。また今後、その車両はどのような扱いとなるのでしょうか。
高潮の被害を受けたフェラーリ正規ディーラー「オート・カヴァリーノ」は神戸にある人工島「六甲アイランド」の北東側にあります。阪神高速の「六甲アイランド北」ランプのすぐ近くで、入り組んだ湾の奥に位置しており、周辺の倉庫や店舗なども約30本のコンテナが海に流出したり、冠水した車両十数台から火災が発生したり、甚大な被害を受けました。4日午後3時半頃には神戸市災害警戒本部より、六甲アイランド全域に避難指示(緊急)が発令されましたが、この時間帯にはすでに海水がかなりの高さまで侵入していたと思われます。
なお、同じ六甲アイランドの中にある「ポルシェセンター神戸 六甲アイランド認定中古車センター」に聞いてみたところ「高潮の被害は全くありませんでした。事前に車を移動させることもやっていません」とのことでした。フェラーリ51台もアイランドの中央部にまで移動していれば、このような甚大な被害にはならなかったかもしれません。
■「全損」となったフェラーリ51台、本当に全く使えない?
被害の概要としては、ディーラーに置いてあった53台のうち51台が高潮によって「全損」の扱いとなるようです。残り2台は修理などでリフトの上にあって難を免れたということです。ディーラーの公式サイトによると、新車で扱っているリストには以下の車がラインナップされていました。
・812 Superfast・GTC4Lusso・488 GTB・488 Spider・GTC4Lusso T・488 Pista・Portofino
今回、塩水を被ってしまったフェラーリたち、1台平均3000万円としてみても51台ともなると、被害額は十数億円にも達します。これらの車両は全く使えないのでしょうか? フェラーリのメカニック歴20年以上、自らもV8からV12まで一通りフェラーリを乗り継いで、現在はフェラーリやランボルギーニなどのスーパーカーを扱う、ガラ・オートモーティブ株式会社(静岡県静岡市)の営業主任を務める伊藤隆利氏に聞いてみました。
――フェラーリ51台が高潮で全損というニュースをご覧になった時、どう思われましたか?
大変驚きました。過去、国内において正規ディーラーがフェラーリを高潮や火災、なんらかの天災により全損させるような事があったという記憶がないからです。
――実際、高潮(=海水)では、ホントに全損になりますか? パネルごとに洗浄すれば使えることもありますか?
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――正規ディーラーではフェラーリにはどんな保険が掛けられているのでしょうか? 今回の高潮被害によって、51台分の保険は全額支払われるのでしょうか?
ディーラーごとに保険の掛け方は違うと思います。所有車両全車に満額の保険を掛けることは大変な金額になるため、車両ごとに保険をかけてはいないと思います。そのあたりは詳しいことがわかりません。51台の中には、新車納車待ち、展示車、ユーズドカーや、お客様からの修理預かり、またフェラーリジャパンからの預かり宣伝車両(488 Pista)などがあるようですので、車両ごとの対応をすることになると思います。
修理預かりなどで入庫中の車であれば、お客様が加入している保険を使わせていただくなどの方法を選択せざる得ないことも考えられます。いずれにしても、おそらくですが、51台分全額保険支払いは難しいと思います。
■海水を浴びたフェラーリを修理して乗ることは可能か?
以下全文はソース先で
2018.9.12
https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20180912-10341529-carview
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http://2chb.net/r/newsplus/1536218034/