台風影響、始業時出勤は5割どまり 滋賀県「対応に支障なし」
2018年08月24日 23時10分
https://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20180824000211
台風20号の影響で24日朝から公共交通機関の運休が相次ぎ、大津市の滋賀県庁では始業時間までに出勤できた職員が5割にとどまった。前日から帰宅せず、県庁内や近隣の宿泊施設で待機した職員もおり、県は「防災危機管理に必要な人員は確保できており、初動対応や県民サービスに支障はなかった」としている。
県人事課によると、本庁職員1579人のうち、24日午前8時半の始業時間に間に合ったのは791人で50・1%だった。公共交通機関が順次運転を再開し、終業時間の午後5時15分までに出勤した職員は1425人で90・2%だった。
7月上旬の西日本豪雨の際は、電車の運休や大規模な道路渋滞が発生し、4割しか始業時間に間に合わなかった。このため県は、近隣の大津合同庁舎や県有地など3カ所に臨時の職員用駐車場約360台分を初めて確保し、約140台の利用があったという。
県人事課は「本庁は遠距離通勤者が多く、鉄道が止まると厳しい面はある。自家用車に乗り合ったり、家族に送ってもらった職員もいたようだ」と話している。