日大教授が過労自殺、長時間労働で労災認定
2018.8.2 18:57 SANSPO.COM(サンスポ)
https://www.sanspo.com/geino/news/20180802/sot18080218570017-n1.html
日大の本部
日本大学の教授が2014年に自殺したのは過労が原因だったとして、池袋労働基準監督署が労災認定していたことが2日、関係者への取材で分かった。
同労基署は、教員の労働時間を適切に把握していなかったとして、労務管理を改善するよう日大に指導した。
関係者によると、教授は14年春に亡くなり、遺族が15年10月に労災申請した。
池袋労基署は、教授の1カ月間の時間外労働(残業)が最長で約88時間に達し、2週間の連続勤務もあったことから、長時間労働によりうつ病を発症したと判断。
16年5月に過労自殺だったと認定した。
日大によると、教員、職員共に裁量労働制は適用されておらず、教授の勤務時間はタイムカードで管理していた。
広報担当者は「教授が仕事を持ち帰っていた可能性もあり、実際の労働時間を把握するのは難しい」と説明した。
労災認定を公表していなかった理由については「遺族の意向」などとしている。
教授の自殺時、日大の人事部長は、悪質な反則を指示したアメリカンフットボール部前監督の内田正人氏だった。
2018.8.2 18:57 SANSPO.COM(サンスポ)
https://www.sanspo.com/geino/news/20180802/sot18080218570017-n1.html
日大の本部
日本大学の教授が2014年に自殺したのは過労が原因だったとして、池袋労働基準監督署が労災認定していたことが2日、関係者への取材で分かった。
同労基署は、教員の労働時間を適切に把握していなかったとして、労務管理を改善するよう日大に指導した。
関係者によると、教授は14年春に亡くなり、遺族が15年10月に労災申請した。
池袋労基署は、教授の1カ月間の時間外労働(残業)が最長で約88時間に達し、2週間の連続勤務もあったことから、長時間労働によりうつ病を発症したと判断。
16年5月に過労自殺だったと認定した。
日大によると、教員、職員共に裁量労働制は適用されておらず、教授の勤務時間はタイムカードで管理していた。
広報担当者は「教授が仕事を持ち帰っていた可能性もあり、実際の労働時間を把握するのは難しい」と説明した。
労災認定を公表していなかった理由については「遺族の意向」などとしている。
教授の自殺時、日大の人事部長は、悪質な反則を指示したアメリカンフットボール部前監督の内田正人氏だった。