政府は1日、天皇陛下の退位と皇太子さまの即位に伴う儀式を準備する「皇位継承式典事務局」を設置した。内閣府と内閣官房が合同で運営し、専任職員26人でつくる。事務局長は事務次官級とし、首相官邸の事務を取り仕切る内閣総務官を務めた山崎重孝氏を充てた。時代に合わせた儀式の簡素化や、陛下の負担軽減のための具体策などが課題だ。
全国植樹祭に出席した天皇、皇后両陛下(10日午後、福島県南相馬市)=代表撮影
陛下は2019年4月30日に退位し、翌5月1日に皇太子さまが新天皇に即位する。退位は江戸時代以来、約200年ぶり。政府が今秋に設ける首相と官房長官をそれぞれトップとする組織の事務局機能を担う。
事務局が担うのは、同年2月24日に催す陛下の在位30年記念式典から、秋篠宮さまが皇位継承順位1位の皇嗣になったと示す20年の「立皇嗣の礼」までの一連の儀式だ。儀式の段取りや警備体制を協議し、運営マニュアルをつくる。
時代に合わせた儀式の簡素化を探る。新天皇が即位後に国民の安寧や五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「大嘗祭(だいじょうさい)」の会場の縮小などを検討する。
2018/8/1 9:40
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33654870R00C18A8MM0000/
全国植樹祭に出席した天皇、皇后両陛下(10日午後、福島県南相馬市)=代表撮影
陛下は2019年4月30日に退位し、翌5月1日に皇太子さまが新天皇に即位する。退位は江戸時代以来、約200年ぶり。政府が今秋に設ける首相と官房長官をそれぞれトップとする組織の事務局機能を担う。
事務局が担うのは、同年2月24日に催す陛下の在位30年記念式典から、秋篠宮さまが皇位継承順位1位の皇嗣になったと示す20年の「立皇嗣の礼」までの一連の儀式だ。儀式の段取りや警備体制を協議し、運営マニュアルをつくる。
時代に合わせた儀式の簡素化を探る。新天皇が即位後に国民の安寧や五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「大嘗祭(だいじょうさい)」の会場の縮小などを検討する。
2018/8/1 9:40
日本経済新聞
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