◆【西日本豪雨】太陽光発電所12カ所被災 1府4県 感電恐れ、注意呼び掛け
西日本豪雨による浸水や土砂崩れで、京都、兵庫、広島、山口、愛媛の1府4県の太陽光発電所計12カ所が機器の故障や破損などの被害に遭い、稼働できなくなったことが27日、経済産業省への取材で分かった。
各地で甚大な被害が出てから3週間。
同省は、太陽光パネルが水没したり壊れたりしても光が当たれば発電し、感電する恐れがあるとして、不用意に近づかないよう呼び掛けている。
太陽光発電は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が平成24年に導入されて以降、個人住宅や売電目的の事業者による導入が広がった。
今回の豪雨では、広範囲に浸水した岡山県倉敷市真備町地区で、住宅のパネルからの出火が複数発生している。
経産省によると、広島県で6カ所、愛媛県で3カ所、京都府と兵庫県、山口県はそれぞれ1カ所が被害に遭った。
被害状況は、8カ所が施設の浸水による機器の故障で、3カ所は土砂崩れでパネルが破損。
残る1カ所、兵庫県姫路市の発電所の被害が最も大規模で、同県に大雨特別警報が出ていた7日未明、斜面の中腹部に設置された約3500枚のパネルのうち3割ほどが地面ごとずり落ちた。
運営する自然エネルギー事業「グッドフェローズ」(東京)は「想定外の豪雨が原因。発電所の閉鎖も含め検討しており、対応を急ぎたい」としている。
災害による太陽光パネルの損壊被害を巡っては、総務省が昨年9月、平成27〜28年度に地震や豪雨、突風などで施設損壊が確認された自治体を抽出調査した結果、自治体が危険性を住民に注意喚起せず、感電防止策を取らず放置されていたケースがあったなどと指摘していた。
写真:豪雨の影響でパネルが地面ごとずり落ちた太陽光発電所=26日、兵庫県姫路市
産経WEST 2018.7.27 16:40
http://www.sankei.com/west/news/180727/wst1807270048-n1.html
西日本豪雨による浸水や土砂崩れで、京都、兵庫、広島、山口、愛媛の1府4県の太陽光発電所計12カ所が機器の故障や破損などの被害に遭い、稼働できなくなったことが27日、経済産業省への取材で分かった。
各地で甚大な被害が出てから3週間。
同省は、太陽光パネルが水没したり壊れたりしても光が当たれば発電し、感電する恐れがあるとして、不用意に近づかないよう呼び掛けている。
太陽光発電は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が平成24年に導入されて以降、個人住宅や売電目的の事業者による導入が広がった。
今回の豪雨では、広範囲に浸水した岡山県倉敷市真備町地区で、住宅のパネルからの出火が複数発生している。
経産省によると、広島県で6カ所、愛媛県で3カ所、京都府と兵庫県、山口県はそれぞれ1カ所が被害に遭った。
被害状況は、8カ所が施設の浸水による機器の故障で、3カ所は土砂崩れでパネルが破損。
残る1カ所、兵庫県姫路市の発電所の被害が最も大規模で、同県に大雨特別警報が出ていた7日未明、斜面の中腹部に設置された約3500枚のパネルのうち3割ほどが地面ごとずり落ちた。
運営する自然エネルギー事業「グッドフェローズ」(東京)は「想定外の豪雨が原因。発電所の閉鎖も含め検討しており、対応を急ぎたい」としている。
災害による太陽光パネルの損壊被害を巡っては、総務省が昨年9月、平成27〜28年度に地震や豪雨、突風などで施設損壊が確認された自治体を抽出調査した結果、自治体が危険性を住民に注意喚起せず、感電防止策を取らず放置されていたケースがあったなどと指摘していた。
写真:豪雨の影響でパネルが地面ごとずり落ちた太陽光発電所=26日、兵庫県姫路市
産経WEST 2018.7.27 16:40
http://www.sankei.com/west/news/180727/wst1807270048-n1.html