21日、富山県射水市の路面電車、万葉線の駅で電車の先頭車両が脱線した事故で、運行会社は、暑さでレールがゆがんだことが原因とみて、もともとは雪を溶かすための装置を使ってレールを冷やす対策を始めました。
21日、富山県射水市の路面電車、万葉線の中新湊駅で2両編成の電車の先頭車両がホームを出発した直後に脱線しました。
運行会社と国土交通省が調査したところ、暑さで鉄が膨張したことが原因とみられるレールのゆがみが複数見つかり、このゆがみが脱線の原因になった可能性があるとしています。
このため運行会社は、23日から、もともとは雪を溶かすための装置を使って線路に水をまき、レールを冷やす対策を始めました。
対策は、事故があった中新湊駅と、六渡寺駅の2か所で行われていて、夏の間は当面、午前7時から午後7時まで、毎日水をかけ続けレールを冷やすことにしています。
運行会社は「しっかり対策を講じ、同じ事故を起こさないよう努めていきたい」としています。
NHK NEWS WEB
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