https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20180721/6050001907.html
相馬の海水浴場で8年ぶり海開き
07月21日 12時41分
震災の津波で甚大な被害を受けて閉鎖していた相馬市の海水浴場が、防潮堤の工事を終えて、21日、8年ぶりに再開して多くの家族連れなどが訪れ、久しぶりに海ににぎわいが戻りました。
相馬市の原釜尾浜海水浴場は、東日本大震災による津波で防潮堤がほとんど壊されましたが、防潮堤や砂浜の復旧工事が終わり、21日、8年ぶりの海開きを迎えました。
海の安全を祈って神事が行われたあと、地元の人たちが一斉に空に風船を飛ばして、待ちわびた海開きを宣言しました。
子どもたちは一斉に海に飛び込み、長い間入れなかった相馬の海を楽しんでいました。
砂浜には、地元の飲食店などが海の家をオープンさせて、海水浴客がかき氷などを買い求めていました。
地元の30代の母親は、「震災前には毎年遊んでいた海に入れて、とても嬉しいです」と話していました。
中学1年生の男子生徒は、「きょうの海開きを楽しみにしていました。友達と全力で遊びたいです」と話していました。
県内では、これまでにいわき市と相馬市の4つの海水浴場がオープンしましたが、残る14か所の海水浴場は、原発事故の影響などでまだ再開できなかったり廃止が決まったりしています。