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チェルノブイリ原発付近の火災が鎮火、放射線量は増加せず ウクライナ当局
2018年6月8日 12:35 発信地:キエフ/ウクライナ
【6月8日 AFP】ウクライナ当局は7日、1986年に史上最悪の原発事故を起こしたチェルノブイリ(Chernobyl)原子力発電所周辺の立ち入り禁止区域で5日朝に発生した火災は、出火から3日目の7日に鎮火したと発表した。空間放射線量の増加は検知されなかったという。
同国の緊急事態当局は7日夜、火は消し止められたと明らかにするとともに、「(首都)キエフやチェルノブイリ、原子力発電所の放射線レベルは通常の水準を超えていない」と発表した。
当局によると、火災は同原発から半径10キロ圏内にある高放射線区域内の乾燥した草原で5日朝に発生。その後、木が生えている10〜15ヘクタール程度の範囲に広がった。
同原発の30キロ圏内は現在も立ち入り禁止区域となっている。(c)AFP
ウクライナ・チェルノブイリ原発付近の立ち入り禁止区域で発生した火災の煙。携帯電話で撮影(2018年6月5日撮影)。(c)AFP PHOTO / Natalka LEVINA