埼玉県久喜市が、市民に配布する広報「くき」5月号の6万1千余部をすべて廃棄したことがわかった。4月22日の市長選で市長が交代したが、広報紙は前市長が進め、市長選の争点にもなった施策をトップ記事で紹介していたため、梅田修一新市長(44)のもとで配布できなくなった。編集、印刷にかけた144万円余が無駄になった。
廃棄された広報紙はカラー刷り部分を含めた26ページ。前市長の田中暄二氏(72)が進めた、撤退した東京理科大跡に全小中学校の給食センターを建設する施策について、約44億円の建設費や目的、特長などを表紙裏のトップ記事で紹介した。広報紙の編集は3月から進み、市長選告示直前の4月13日に田中氏が決済し印刷に入ったという。
梅田氏が1月に立候補表明したあと、給食センター化は「市民の要望ではない」として再検討する姿勢を打ち出し、市長選の争点の一つにもなっていた。
担当の市シティプロモーション…
残り:193文字/全文:578文字
http://www.asahi.com/sp/articles/ASL5H4330L5HUTNB00F.html
廃棄された広報紙はカラー刷り部分を含めた26ページ。前市長の田中暄二氏(72)が進めた、撤退した東京理科大跡に全小中学校の給食センターを建設する施策について、約44億円の建設費や目的、特長などを表紙裏のトップ記事で紹介した。広報紙の編集は3月から進み、市長選告示直前の4月13日に田中氏が決済し印刷に入ったという。
梅田氏が1月に立候補表明したあと、給食センター化は「市民の要望ではない」として再検討する姿勢を打ち出し、市長選の争点の一つにもなっていた。
担当の市シティプロモーション…
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