http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20180510/5050002676.html
05月10日 19時47分
日置市の住宅で親族など男女5人が遺体で見つかった事件で、殺人などの疑いで逮捕された38歳の男は警察の調べに対し、「祖母に暴力を振るったあと止めに入った父親の首を絞めた」と供述していることがわかりました。
この事件は日置市の無職、岩倉知広容疑者(38)がことし3月31日から先月6日にかけて、祖母と父親を、2人が住んでいる家で首を絞めて殺害し、遺体を近くの山林に遺棄したとして殺人と死体遺棄の疑いが持たれています。
岩倉容疑者は近所に住む男性を殺害したとして逮捕されたあと、先月28日に祖母と父親への殺人と死体遺棄の疑いで再逮捕されていますが「殺意はなかった」と供述しています。
その後の警察の調べで岩倉容疑者は「祖母に暴力を振るっている際に止めに入った父親の首を絞めた」と供述しているほか、遺棄については「家に置いておけないと思い、車で運び、同じ穴に埋めた」と話しているということです。
また、接見した弁護士によりますと、岩倉容疑者は祖母と父親の遺棄について「2人を殺害したあと、自宅に戻ってスコップを持ちだし、穴を掘り遺体を埋めた」という内容の話をしているということです。
警察は5人が殺害されたいきさつや動機を詳しく調べるとともに、親族の女性2人の殺害についても捜査を進める方針です。