県議会議長の岩田国夫氏(70)=天理市勾田町=の山口組系暴力団元組長との黒い交際問題で、所属する自民党県連や県議会だけでなく、県民への説明責任を果たさないため、批判の声が高まっているが、岩田氏は何の説明もすることなく7日、奈良新聞社を相手どり名誉棄損の訴えを奈良地裁に起こした。訴状の中で、否定していた「黒い交際」の事実を初めて認め、これまで県議会などで「暴力団と関係したことはない」などと虚偽発言をしていたことが明らかとなり、岩田氏の政治家としての根本的な資質が問われることになった。岩田氏は「法律事務所にまかせている。コメントはしない」と話している。これを受け本紙は、岩田氏の刑事告訴を検討している。
岩田氏は昨年の議長就任時に、近鉄奈良駅から徒歩2分のホテルで、白昼堂々と元組長と会っていた。長年の交際でもあり、現役組長時代にも、中南和地方の複数の元県議らとともに、採れたばかりのマツタケで酒食をするなどして、親密ぶりをみせていた。…
2018.05.08
奈良新聞
https://www.nara-np.co.jp/news/20180508090829.html
関連ソース
「園遊会出席する」 - 黒い交際疑惑・岩田県会議長(2018.04.24)
https://www.nara-np.co.jp/news/20180424090657.html