https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180510/k10011432851000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_007
5月10日 4時04分
抗生物質がほとんど効かない、国内では珍しい型の耐性菌の集団感染が福島県郡山市の病院で発生し、2人が死亡した問題で、医療器具の一部やその洗い場から菌が検出されていたことがわかりました。郡山市などは、医療器具の消毒が不十分で感染が広がった可能性もあるとして、さらに感染経路の特定を進める方針です。
福島県郡山市の総合南東北病院では、去年12月からことし2月にかけて、入院患者など21人が、抗生物質がほとんど効かないCREと呼ばれる耐性菌に感染し、このうち2人が死亡しました。
耐性菌は、日本では珍しい「KPC型」というタイプで、専門家は国内では初めての「KPC型」の大規模な院内感染だとしています。
市は、国立感染症研究所の協力を得て感染経路を調べていますが、これまでの調査で、繰り返し使われていた医療器具の一部から菌が検出されていたことがわかりました。
また、病院の調査では、この医療器具の洗い場からも菌が検出されていて、市や研究所は感染した患者に使った医療器具の消毒が不十分だったため、洗い場を介して感染が広まった可能性もあると見ています。
病院では、来月上旬にも第三者委員会を設置して感染経路の特定などを進める方針です。
5月10日 4時04分
抗生物質がほとんど効かない、国内では珍しい型の耐性菌の集団感染が福島県郡山市の病院で発生し、2人が死亡した問題で、医療器具の一部やその洗い場から菌が検出されていたことがわかりました。郡山市などは、医療器具の消毒が不十分で感染が広がった可能性もあるとして、さらに感染経路の特定を進める方針です。
福島県郡山市の総合南東北病院では、去年12月からことし2月にかけて、入院患者など21人が、抗生物質がほとんど効かないCREと呼ばれる耐性菌に感染し、このうち2人が死亡しました。
耐性菌は、日本では珍しい「KPC型」というタイプで、専門家は国内では初めての「KPC型」の大規模な院内感染だとしています。
市は、国立感染症研究所の協力を得て感染経路を調べていますが、これまでの調査で、繰り返し使われていた医療器具の一部から菌が検出されていたことがわかりました。
また、病院の調査では、この医療器具の洗い場からも菌が検出されていて、市や研究所は感染した患者に使った医療器具の消毒が不十分だったため、洗い場を介して感染が広まった可能性もあると見ています。
病院では、来月上旬にも第三者委員会を設置して感染経路の特定などを進める方針です。