京都市南区の鳥羽水環境保全センターで26日、名物であるフジの一般公開が始まった。紫と白の鮮やかなコントラストや甘く爽やかな香りを来場者が楽しんでいる。
約975平方メートルの公開エリアには、紫と白の花を咲かせる2種類のフジが五つの棚に重なり合って咲いている。約120メートルのトンネル状のフジや休憩場所でしなだれて咲き誇る花に来場者がうっとりと見入っていた。
白いフジは例年開花時期が遅く一般公開に間に合わないが、今年は気温が高かったことなどから見頃は間近という。友人と訪れた大学生矢野楓(かえで)さん(20)=北区=は「白いフジの花は初めて見た。とてもかわいらしい」と話していた。
30日まで。午前10時〜午後4時(入場は午後3時半まで)、無料。28、29日に施設見学ツアーなどがある。期間中は京都駅と竹田駅から直通バスが臨時運行する。
【 2018年04月27日 12時20分 】
満開を迎えているフジの花(26日午前10時半、京都市南区・鳥羽水環境保全センター)
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