道内は27日午前、呼吸器系などへの影響が懸念される微小粒子状物質「PM2・5」の濃度が上昇し、札幌市中央区南14条で同日午前11時現在、1立方メートル当たり97マイクログラムと一時的に通常の約6倍に達した。環境省の定める注意喚起の基準値は、午前5時〜正午の時間帯の場合「平均同80マイクログラム」で、これを下回っているものの、道などは警戒を続けている。
このほか、道内では旭川市北門で同88マイクログラム、同市東光で同79マイクログラムなど。札幌管区気象台は午前9時以降、PM2・5などの濃度上昇に伴って視界が悪くなる「煙霧」を札幌市や稚内市など道内5カ所で観測した。
道などによると、中国付近での森林火災か野焼きの影響とみられるという。
http://www.hokkaido-np.co.jp/article/184736