4月14日 6時54分
北海道中標津町で震度5弱の揺れを観測した地震について、気象庁が記者会見しました。
気象庁の松森敏幸地震津波監視課長は14日午前6時から記者会見を開き、「揺れの強かった地域では、落石や崖崩れなどの危険性が高まっているので、今後の地震活動に十分注意してほしい。この地域では過去に大地震が起きてから1週間程度の間に同じ程度の規模の地震が続発した事例がある。揺れの強かった地域では今後1週間程度は、最大震度5弱程度の地震に注意してほしい。また、さらに強い揺れをもたらす地震が発生する可能性もあるので注意してほしい」と呼びかけました。
そのうえで、「今回の地震は陸の岩盤の下に沈み込む『太平洋プレート』と呼ばれる海底の岩盤の内部で起きたと見られ、北西から南東方向に岩盤が引っ張られることによって起きる「正断層」と呼ばれるタイプの地震と推定される。今回の地震とはメカニズムが異なるが、この領域では、過去にプレート境界付近を震源とする津波を伴うような大きな地震が起きているので、今後の地震活動に注意してほしい」と述べました。
![【気象庁】北海道「今後1週間程度は震度5弱程度の地震に注意」気象庁が午前6時に会見 ->画像>2枚](https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180414/K10011402731_1804140652_1804140654_01_02.jpg)