http://www3.nhk.or.jp/news/html/20180329/k10011384671000.html
インド洋での中国の動きを警戒するインドは、高性能の通信衛星を新たに打ち上げることに成功し、中国の艦船の監視を強化するものとみられます。
インド政府の宇宙機関は、南部のアンドラプラデシュ州のスリハリコタにある宇宙センターで29日、2トンの人工衛星を搭載したロケットを打ち上げました。
打ち上げられた人工衛星について、インド政府は高性能の通信衛星だとしていますが、現地のメディアは海洋での艦船の動きを監視する軍事利用が目的だと伝えています。
ロケットは、打ち上げからおよそ17分後に上空254キロの軌道上に衛星を乗せることに成功し、記者会見でインド宇宙研究機関のシバン長官は「この衛星によって、われわれは大きな力を得た」とアピールしました。
インド洋では、中国の潜水艦が活動を活発化させているほか、去年インドと中国の両軍が国境付近で2か月以上にわたってにらみ合いを続けた際にも、中国の艦船14隻が展開し、軍事的圧力ともとれる動きをみせました。
このためインド政府は、今回打ち上げに成功した高性能の通信衛星を使って、インド洋から太平洋にかけて、中国の艦船の監視を強化するものとみられます。
3月29日 22時37分
インド洋での中国の動きを警戒するインドは、高性能の通信衛星を新たに打ち上げることに成功し、中国の艦船の監視を強化するものとみられます。
インド政府の宇宙機関は、南部のアンドラプラデシュ州のスリハリコタにある宇宙センターで29日、2トンの人工衛星を搭載したロケットを打ち上げました。
打ち上げられた人工衛星について、インド政府は高性能の通信衛星だとしていますが、現地のメディアは海洋での艦船の動きを監視する軍事利用が目的だと伝えています。
ロケットは、打ち上げからおよそ17分後に上空254キロの軌道上に衛星を乗せることに成功し、記者会見でインド宇宙研究機関のシバン長官は「この衛星によって、われわれは大きな力を得た」とアピールしました。
インド洋では、中国の潜水艦が活動を活発化させているほか、去年インドと中国の両軍が国境付近で2か月以上にわたってにらみ合いを続けた際にも、中国の艦船14隻が展開し、軍事的圧力ともとれる動きをみせました。
このためインド政府は、今回打ち上げに成功した高性能の通信衛星を使って、インド洋から太平洋にかけて、中国の艦船の監視を強化するものとみられます。
3月29日 22時37分