大分県別府市の長野恭紘(やすひろ)市長は27日、別府市内の遊園地で温泉を活用したアトラクションを楽しめるよう昨年7月に3日間限定で開催した「湯〜園地」のPR効果が、広告費換算で推計約104億円だったと記者会見で明らかにした。「後継のイベントを実現するため、着実に準備を進めたい」と述べ、温泉を活用した集客力のある構想の実施に意欲を示した。
「湯〜園地」は市が平成28年11月、温泉に漬かりながらコースターや観覧車を楽しむ動画で長野氏が「100万回再生されたら実現する」と宣言して話題となり、4日目に目標を突破した。
昨年7月29日から別府ラクテンチで開催されたイベントにはインターネットで出資に応じるなどした計9165人が来園。馬車が浴槽になったメリーゴーラウンドや、座席に泡を入れたジェットコースターなどが実現した。
長野氏は会見で、同様のアトラクションを今年も実施するのは安全面から難しいとの認識を示した。後継イベントの詳細に関しては明らかにしなかった。
産経WEST 2018.3.27 23:05
http://www.sankei.com/west/news/180327/wst1803270132-n1.html