https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180316/k10011368101000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_018
3月16日 20時41分
シリアでの取材を計画していた新潟市のフリーカメラマンが、外務省に渡航を制限する措置などを取られたのに対して取り消しを求めた裁判で、最高裁判所は上告を退ける決定を出し、カメラマンの敗訴が確定しました。
新潟市のフリーカメラマン、杉本祐一さんは3年前、過激派組織IS=イスラミックステートによる日本人殺害事件が起きた直後に、取材のためシリアへ渡航する計画を立てていましたが、外務省からパスポートの返納を命じられ、その後、イラクとシリアへの渡航を制限する措置を取られました。
杉本さんは「表現の自由などを保障した憲法に違反する」として、措置の取り消しを求める訴えを起こしました。
1審の東京地方裁判所と2審の東京高等裁判所は「当時の現地の情勢からすれば、外務大臣が渡航によって生命や身体に危害が及ぶおそれが高いと判断したのは合理的だった」などとして訴えを退け、杉本さんが上告していました。
これについて最高裁判所第1小法廷の木澤克之裁判長は、16日までに上告を退ける決定を出し、杉本さんの敗訴が確定しました。
3月16日 20時41分
シリアでの取材を計画していた新潟市のフリーカメラマンが、外務省に渡航を制限する措置などを取られたのに対して取り消しを求めた裁判で、最高裁判所は上告を退ける決定を出し、カメラマンの敗訴が確定しました。
新潟市のフリーカメラマン、杉本祐一さんは3年前、過激派組織IS=イスラミックステートによる日本人殺害事件が起きた直後に、取材のためシリアへ渡航する計画を立てていましたが、外務省からパスポートの返納を命じられ、その後、イラクとシリアへの渡航を制限する措置を取られました。
杉本さんは「表現の自由などを保障した憲法に違反する」として、措置の取り消しを求める訴えを起こしました。
1審の東京地方裁判所と2審の東京高等裁判所は「当時の現地の情勢からすれば、外務大臣が渡航によって生命や身体に危害が及ぶおそれが高いと判断したのは合理的だった」などとして訴えを退け、杉本さんが上告していました。
これについて最高裁判所第1小法廷の木澤克之裁判長は、16日までに上告を退ける決定を出し、杉本さんの敗訴が確定しました。